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【ラスベガス&グランドサークル周遊2017】の 旅行記もくじ はこちら!

そんなわけで突如始まりましたラスべガス&グランドサークル編
今回は【準備編】です~!
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ディズニーランド以外のアメリカ

まず、今回の旅を計画した経緯から。

私が「空飛ぶ絨毯日誌」を始めたのが2011年の7月で、
ココログ時代から数えると、かれこれ7年近く続けていることになるのですが、
これまでに掲載した海外旅行記は、そのすべてが
「ディズニーパークを訪れる」という趣旨のものでした。



でも本当は私、「世界遺産を見るのが大好き」なんです~!



頭の中に「死ぬまでに訪れてみたい遺産リスト」というのがありまして、
学生時代からまとまった休みがあるとあちこちを訪れては、
そのリストをちょっとずつクリアしていくのが密かな楽しみだったんですが、
ここ何年かはディズニー方面が楽しくなっちゃって、全く進捗してなかったんですよね~。

でも、前回の旅行(2016年末~2017年始にかけて行ったDLR&WDW)で


「これでアメリカのパークでやりたかったことは
(現時点では)ひと段落かな」


と思えたようなところがあって。
(実際にはまだまだ見ていない部分はあるんだけど、なんというか気持ち的に)

2018年はディズニー以外の旅をするのにいいタイミングかも!…と思っていたんです。



とはいえ結局はアベンジャーズマラソンにどうしても出たくなってしまって
旅の前半はアナハイムに行くことにしたのですが、
今日から始める【べガス&グランドサークル編】には、
ほぼほぼディズニーの要素はありません

「ディズニーじゃない旅」って本当に久しぶりだったんだけど、
これはこれですごーく楽しかった!!


「ああそうだ、『未だ見たことのない、新しい世界を知る旅って、
こんな風に興奮するんだった!」


…と、久しぶりに感じ入るものがありました。

私のブログを読んでくださっている方はきっと
ディズニーがお好きな方ばかりだと思うので
全く関係のない旅行記で恐縮なのですが、
もし興味があればぜひ引き続きお付き合い頂きたいです!


憧れの「グランド・サークル」

前回の記事の最後でラスベガス空港に降り立った私でしたが、
ベガスに行ってみようと決めた一番のきっかけは、むしろベガス以外の場所にあります。


そう、「グランド・サークル」を訪れてみたかったの!


グランドサークルというのは、ユタ州とアリゾナ州周辺にある自然公園群の総称で、
サークル…つまり、半径230kmの円(サークル)の中に

・10の国立公園
・16の国定公園
・19の国立モニュメントや州立公園


これだけの指定公園が含まれているんです。
有名どころを1つ挙げるなら「グランドキャニオン」かな?


私、ずっとこのグランドサークルを自分の足で訪れてみたいと思っていて。


ディズニーの初期短編アニメーションの中にも、
アメリカ西部や西部開拓時代をテーマにしたものがいくつかあります。

そう考えると、アメリカの原風景にロマンを抱いたそもそものきっかけは
子供時代に何度も繰り返し見たディズニーのVHSや
TDLのウエスタンランドのアトラクションだったのかもしれないなぁ。

乾いた赤い大地に暮らす、誇り高き原住民の方達、
見たこともないような大きな岩山の上を舞い飛ぶハゲタカ、
どこまでも続く砂漠、そして “ゴールドラッシュ”

なんせ子供でしたから、細かいことは全く理解していませんでしたが、
アメリカという国にはこんなにもすごい自然があるんだ、
大人になったらいつか行ってみたいなぁとずっと思っていました。

実はこれまでにも「アナハイム旅行のついでに立ち寄れないかな?」と
何度か検討してみたこともあったのですが、
なかなかうまくスケジュールが組めず、保留になっていたんです。

それが今回、やっとやっと! 満を持して来訪することができましたー!


現地発オプショナルツアー

スケジュールはOK、じゃあどうやって行こうか、と
まず一番最初に「自力で行く方法」を調べてみたものの、
これがどうにも現実的ではない。

アジアやヨーロッパなら、ある程度の規模の観光地なら、
絶対公共のバスか電車があるはずんですよね。
でもアメリカは広大すぎて、どうしても車が必要な旅行になってしまう。

公共バスで旅する方法もあるにはあるけど、時間がかかっちゃうんだよね…。

つまり、個人でグランドサークルを観光するには
レンタカーが必要ということになるけれど、
私にはハイウェイを左ハンドル車で一人運転する勇気はない……;;;;

なので、今回はもうラスベガス発のツアーに参加することにしました!

14日(火)の早朝にべガスを出発し、15日(水)の夜にホテルに戻ってくるという
1泊2日のツアーです。ガイドさんも日本の方だから、何かと安心。

思えば学生時代、バックパックを背負ってあちこちを旅行していた時は、
添乗員さんがついたツアーには一度も参加したことがありませんでした。

それは純粋に「お金がない」っていうのが一番の理由だったんだけど、
(自分で宿を確保して、公共の交通機関を乗り継いで自力で目的地に辿りつくのが一番安い)
やっぱり個人旅行の自由度の高さって、すごく大きな魅力ですよね。

でもその後社会人になり、エジプトやトルコといった
「見どころが方々に点在している国」を周遊したいと思った時に
個人旅行ではどうしても日数的に厳しい、というケースが何度かあって。

試しに添乗員さん付きのツアーに参加してみたら、

「ああ、これはとってもいいものだなー!」

と思ったんですよね。

もちろん費用は多少余分にかかるけど、全部日本語で説明してもらえるし、
何よりあの手のツアーは(これは自分が参加してみるまでわからなかったんだけど、)
貸切バスに乗っている間は完全に「休憩時間」になるというのが良いんですよ!

公共の交通機関を使っての個人旅行だと、やっぱり移動中も気が抜けないんですよね。
いくら治安のいい国でも、日本と違って何が起こるか分からないから。

でも日本人向けのツアーで貸切バスなら、うたたねしてもまず問題ない。
(100%とは言いませんが。)

なので、一見スケジュールがぎちぎちに詰まったツアーだったとしても、
意外と身体はラクだったりするです。

自由散策の時間も「この辺りはこういう危険がありますから、気をつけて下さいね」と
ちゃんとアドバイスがもらえるのもありがたいしね。

そんなわけで、今回はラスベガス発着の1泊2日のツアーに参加することにしたのでした。


ツアー選定→申込み

グランドサークルには見どころがたくさんありますが、
1泊で全てを見て周るのは到底無理。

なので、今回はどうしても行きたいポイントを3か所ピックアップし、
条件に合うツアーを探すことにしました。そして選んだのが

・グランドキャニオン
・モニュメントバレー
・アンテロープキャニオン


この3つ。

ちなみに、べガス発のオプショナルツアーっていろんな旅行会社から出ているんですが
ほとんどが「最少催行人数:2人」なんです。

つまり、1人旅の私は別の誰かの申し込みが無いとツアーに参加できないということになる。

いくつかのツアーを見比べ、比較的値段の安価だった《P社》という会社の
企画したツアーに申し込んだのが7月。

他の参加者の方から申し込みが入るのを待ちましたが、
結局9月末になっても同行者の方が決まらず…。

仕方がないので、同じようなツアーを催行している《JTB》《M社》にも
問い合わせを入れてみました。

するとJTBさんの方は、ちょうど私の出発希望日に
すでにお1人、予約リクエストをされている方がいるとのことで、
私が申し込めばツアーは催行決定する見込みであるとのお返事を頂きました。

ただしJTBさんのツアーは、参加費が約10万円(1人参加料金込みで、
最初に申し込んでいたP社さんのツアーより3万円以上高くなってしまうんですが、
景観の素晴らしいことで人気のホテル「The VIEW HOTEL」に宿泊確約のツアーだそうなので、
これくらいの値段差は納得できます。

これ以上、ツアー催行の有無を心配してハラハラするのも嫌だったし、
多少の出費はやむを得ないかな…と、P社さんにはお断りのメールをし、
JTBさんのツアーに申込み・支払いを完了しました。(10月上旬)


なお、べガス発のオプショナルツアーでは

「車が小さいのでスーツケースは持ちこめません」


というツアーもあるので注意が必要です。
(そういう場合どうしたらいいのかというと、1泊分の荷物だけ持参して
スーツケースは前泊のホテルで預かってもらう、みたいな感じになるらしい…)
今回利用したJTBさんのツアーは「スーツケースは1つまでOK」だったので、
その点でも良かったです。

※補足1…なお、この手の現地発ツアーは大体「催行曜日」というのが決まっていて、
毎日開催されるツアーばかりではありません。
私は今回、あまり深く考えずに先に旅行日程を決めて(=つまり航空券を買って)しまってから
ツアーを探し始め、その結果、参加できるツアーがなかなか見つからずに苦戦したので、
お一人で行かれる方はまず「希望のツアーの催行日」を確認してから
航空券の手配などをされた方がよいと思います。

※補足2…私は9月末の時点で最初に申し込んだツアーの同行者待ちを諦めてしまいましたが、
この手の現地発着ツアーは比較的直前に予約が入ることも珍しくないようで、
出発まで1ヵ月をきったあたりから予約が埋まり始めることも多いみたい。
スケジュールに余裕があれば、もう少し待ってみてもよかったかなと思います。
私が最初に申し込んだP社さんのツアーも、その後催行が決定していたようでした。

※補足3…「JTBさんのツアー」と書きましたが、正確には
ツアーの催行は現地の旅行会社さんに委託されていました。
JTBさんは予約の窓口、ということになります。


日程

そんなわけでスケジュールはこんな感じに決定!

まずはアナハイムに3泊した後、
11/13(月)早朝に空路にてLAXからラスベガスに移動し、
11/16(木)にラスベガス発→日本に帰国

《航空券予約詳細》
11/10(金) 地元空港→東京(羽田)→(成田)1700発→ロサンゼルス0945着
11/13(月) ロサンゼルス0630発→ラスベガス0737着
11/16(木) ラスベガス0630→ロサンゼルス0731着(乗り継ぎ)1125発
11/17(金) 東京1625着→地元空港へ

日本発着便はANA、米国内線はすべてユナイテッド航空利用です。

《滞在中の予定》
・11/13(月)…朝ラスベガス到着後、アウトレットへ。夜は観劇
・11/14(火)~15(水)…早朝からグランドサークルツアーに参加(15日夜ラスベガス帰着)
・11/16(木)…早朝ラスベガス出発→日本へ帰国

ホテル

続いてホテル!

後半の旅程3泊のうち、1泊はグランドサークルツアーに参加するため
自分で宿泊の手配が必要なのは13(月)と15(水)の2泊分です。

いろいろ調べてみると、基本的にはラスベガスでの宿泊は

ストリップ通り

という大通り沿いのホテルが便利みたい。

大型のリゾートホテルが所せましと建っているエリアで、
シルクドソレイユのショーなどもほとんどがストリップ界隈のホテルで上演されています。

リゾートホテルとは言ってもお値段はもちろんピン切り。
私は今回はホテルでは「完全に寝るだけ」になりそうなので、
それなりに立地が良く、且つお値段もそこそこのところ…ということで、

・モンテカルロ
・バリーズ


という2つのホテルまで絞りました。
どちらも施設はそれほど新しくないけれど、立地とお値段はOKという4つ星ホテル。

モンテカルロはシルクドソレイユの「KA」を上演しているMGMグランドの道路向かい
対するバリーズは「O」を上演しているヴェラッジオの向かい側です。

最初にトラベルコで値段をチェックした時はどちらも1泊1.2~1.3万円程度だったんですが、
数日後に再度チェックしてみたら、
HISの期間限定セールでバリーズがセール価格になっていて!
1泊6600円で予約が出来ました。

こんな風に、べガスのホテルは値段の上がり下がりが激しいそうなので
とりあえずキャンセル無料のプランで予約しておいて、
その後お得なプランが出てきたら変更する、というのがいいかも。

※ちなみに、ラスベガスのホテルは部屋は安くともリゾートフィーが高いので、
予約時に注意が必要です。リゾートフィーはホテルによって額が異なるのですが、
バリーズは 1泊あたり$35だったかな…。
(私が予約したプランは、リゾートフィーに関しては別途現地決済でした。)
なので結局1泊1万円くらいは払っている計算になります。



それともう1つホテル選びの決め手になったのが、バフェ(=ブッフェ)

ラスベガスってバフェ・レストランが有名で、ほとんどのホテルにあるんですね。
なぜかって、

「おいしいものを手早く食べて、カジノにたくさんお金を落としてね ♪」

ということらしい笑 

今回泊まるバリーズのそばには、評判の良いバフェ・レストランがいくつかあるのです。
せっかくだから私も1回は体験してみたい!ということで宿泊はバリーズに決めました。


シルク・ド・ソレイユ

ラスベガスといえばもうひとつ、忘れちゃいけないのが

シルク・ド・ソレイユ

でしょう!

私、シルクは舞浜のアンフィシアターで1回見たことがあるだけなんですが、
べガスでシルクのショーを見てきた方は一様に

「日本の公演よりスケールが大きいから、絶対見てきた方がいいよ」

と言いますよね。
私だってもちろん世界最高峰のステージを見てみたい!!



ラスベガスにはいくつかのシルクドソレイユ常設劇場がありまして、
中でも二枚看板が

・O(オー)
・KA(カー)


という、2つのショー。

できれば両方見られたらベストですが、今回は日程的にもギリギリなので、
とりあえず第一希望のKAだけチケットを確保しました。

Oはもし現地到着後に時間と余力と残席があれば、当日券で見に行こうかなと。

シルクのラスベガス公演のチケットは、いろんな予約サイトで取り扱いがあります。
日本人向けに日本語で代行手配をしてくれる業者さんもありましたが、
私は英語のMGM公式サイトから自分で手配しました。
ざっと見た感じ、いい席は公式サイトが持っているようだったので。
(KAに関してはセンターブロックの1~2列目は公式サイトが持っていたようです。)

11月の公演のチケットを7月に購入したのですが、
まだまだ余裕でセンターブロックの最前列が取れました。
(ちなみに、1ヵ月前でもまだぜんぜん良席が残っていたし、
あまり席にこだわらなければ当日券もありそうでした。)

$165の席に手数料が加算されて、支払い額は$177だったかな。
なかなかいいお値段だけど、あの席でこのお値段なら文句ありません。

なお、アメリカでは最前列よりも、全体が見やすい5~10列目あたりの席の方が
チケット代が高かったりします。


準備完了!

さて、こんな感じで旅後半の手配は完了。

ラスベガスはどちらかというとグランドサークル観光の中継地点としての意味合いが強くて
「何が何でもべガスに行きたい!」と熱望していたわけではなかったんですが、
実際に行ってみたらめちゃくちゃ楽しくて!

私、アメリカのドラマが好きでよく見るんですけど、わりといろな作品で

「ねぇ、今週末はべガスに遊びに行かない!?」
「いいわね!」


みたいなシーンが出てくるんですよね。
でも、自分で行ってみてその理由がよくわかった!

べガスって、カジノはもちろん、ショッピングや観劇やグルメを手軽に楽しめるから、
1泊とか2泊で友達とパーっと遊びに行くのに丁度いい街なんだなと思いました。
前述したように、私はカジノには興味が無いのだけれど、それでも充分面白い街でした。
LAから1時間だしね。

では次回からやっとラスベガス&グランドサークル編のはじまりです~!

(つづく!)