【TB2008エジプト/その24】ハン・ハリーリ市場~帰国まで
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※エジプト旅行記2008の【もくじ】はこちら!
この日は17時台の飛行機で日本に帰国する予定。
フライトの時間が刻々と迫る中、最後の最後にやってきたのは、
ハン・ハリーリ・バザール
エジプト最大とも言われるスーク(市場)です。
このハン・ハリーリがね~、
まさに東京ディズニーシーのアラビアンコーストそのものの雰囲気で、
「おおおーーーー!」と思った!
ディズニーのイマジニア達はパークの創造過程において、
必要であれば何度も実際に現地を訪れてリサーチを重ねると聞くけれど、
TDSもそんな努力の賜物なんだろうな~。
ここでも自由時間がとられたので、いくつかのお店を回って少しだけ買い物をしましたが、
ただでさえ時間がない中でアラブの商人たちと交渉するのはいつにもまして大変だった笑
散々あれこれ交渉した後、最終的には
「お金はいいから、日本製のボールペン持ってたらくれない?」
と言われたり笑
でもね、エジプトで出会った商人のおじさん達はなんだか憎めない人ばっかりで。
押し売りというか、ある種の強引さは見られるものの、みなさん愛嬌があるんですよね。
値段交渉をしている時はシビアな態度だけど、交渉が成立すると一転して笑顔になって、
なんやかんやとオマケしてもらったことが何度もありました。
最終的に何も買わなかった宝石屋さんで、帰ろうとしたらお兄さんが追いかけてきて
「これ、あげる~」
と小さな宝石(傷があって、アクセサリーにはできないような)をプレゼントしてくれたり。
なかには全く商売っ気(売る気)がなくて、
ただただおしゃべりしたくて客を引き留めるようなおじさんも笑
そういえばこの旅行中、日本人ガイドのSさんが、
「なんだか、エジプトの人達って幸せそうですよね。そんな顔してません?」
と言っていて、本当にそうだな~って納得したのをよく覚えています。
自由時間の終了が近づいてきたので、集合場所へ。
なんだか突然空が暗くなったと思ったら、
街中が白いもやに包まれたような感じになってびっくりした。
なんだろう?砂嵐?みたいな?
さて!これでエジプトでの予定は本当に全て終了。
いよいよ空港に向かうぞ~!…というところでハプニング。
ど、道路が水浸し…
ひえーーーなんだこれは………雨が降っているわけでもないのに…
車高がそう高くない車などはタイヤが半分も沈んでしまっています。
必然的に徐行運転を余儀なくされ、渋滞気味…
ノロノロと進んでいくと、原因が判明。
なんだろうこれ?排水溝?
ここからドハドバと水が溢れ出ていたようです。
ツアー参加者の荷物は全てバスのトランクの中に収納されていたのですが、
幸い、私とKちゃんのバッグはほとんど濡れずにすみました。
でも中にはスーツケースの中が半分くらい水に浸ってしまった方もいたようです。
(私達はバックパックだったので、スーツケースの上に重ねて置かれていたのだと推測)
最後の最後までいろいろありましたが、やっとやっと空港に到着!
道路の冠水事件で予定より遅くなってしまい、ガイドさん達はかなりハラハラしたようです。
フライトに間に合ってよかったけれど、時間がなかったために
ガイドMさんとの別れを惜しむ時間が充分に取れなかったのが残念…!
何とか急ぎでお礼の気持ちは伝えられましたが、本当は一緒に写真を撮ったりしたかったな~。
Mさんに見送られ、搭乗エリアへ!
お腹が空きすぎて機内食まで耐えられそうになかったので、
一人マックで買い食い笑
「日本のマックには無いバーガーがいいな」と選んだのは、マックアラビアという商品。
適当に買ったけどこれ、むちゃくちゃ美味しくて一気に食べちゃった。
さて、本当にエジプトを去る時が。
毎日長距離を移動して、うだるような暑さの中、朝から晩まで観光して…
ほんっとうに疲れた!でも最高の旅だった!
……いつかまた来れるかなぁ。
ここから日本までまた10時間以上のフライト。
離陸してほどなくして機内食が出てきました。
なんかまた凄いのが出てきたぞ…笑
たしかこれ、シーフードカレーだったはず…
2食目は朝ごはん。
ちなみに、復路はたまたま非常口席が割り振られたのですごく楽でした。
無事に成田空港に到着!
これでエジプト旅行記はおしまいです~!
「去年(2007)はハワイだったから、今年はもう少し冒険したいね~」
なんて軽い気持ちで決めた行き先でしたが、結果的にものすごく思い出深い旅行になりました。
添乗員付のツアーって、もっとすごく不自由なものなのかなと想像していたけど、
むしろめちゃくちゃ快適なんだとわかったのは本当に収穫でした。
何事も、自分で試してみないとわからないもんだなぁ…。
ただ1つ、「食事を自分で選べない」という点を除いては、ツアーは良いこと尽くめでした。
それに、ことエジプトに関して言えば、あれだけの数の遺跡を僅か8日間で見学するのは、
個人旅行では不可能に近いと思います。貸し切りバス無しではまず組めない旅程でした。
他の参加者の方達といろいろお話できたのもよかったな。
Kちゃんとの二人旅ももちろん大好きだけど、やっぱり賑やかなのは楽しいからね。
正直言うと、他の方達と仲良くなれるか、参加前はちょっと心配してたんです。
でもこれは完全に杞憂でした!
1つよく覚えているのが、旅後半のある日、皆さんと食事のテーブルを囲んでいて
「これまで旅行で訪れた国」の話になった時のこと。
皆さんの「あの国はよかった」「あの遺跡は素晴らしかった」というような話を聞いていたら、
なんと今回のエジプトツアーに参加している方のほとんど全員(私やKちゃんを含む)が、
過去にカンボジア(アンコールワット)に行ったことがあるということがわかって。
その時、
「ああこのツアー、もう一通りの観光地は行き尽くして、
“もっと凄いもの”を見たくてエジプトまで来ちゃった人達の集まりだったのか」
…と、気が付いたんです。
言うまでもなく、アンコールワットはカンボジアが誇る素晴らしい世界遺産ですが
ショッピングやエンターテイメントを楽しむというタイプの場所ではないため、
単純に「遺跡に対してそれなりに興味がある人」じゃないとわざわざ選ばない旅行先ですよね。
でも日本から比較的近く、物価も安いから、
「行きたい気持ちさえあればいつでも行ける国」でもある。
そんなアンコールワット訪問率の異常な高さ…笑
この時、なぜほぼ初対面のみなさんとこんなに楽しくお話できるのかということを
一瞬で理解できた気がしたのでした。
結局、好きなものや興味の対象が同じ人達が集っているからだったんだなーと。
考えてみれば当たり前のことなんですけどね。
◇
大体これで書きたいことは全部かな?
この旅で団体旅行の良さを体感した私達2人は、この数年後、
再び添乗員さん付のツアーで中東を目指すことになります。
…という話はまた今度、機会を設けてゆっくりしますね。
ディズニー要素ほぼゼロの旅行記でしたが、お付き合い頂きましてありがとうございました!
また次の旅行記でお会いしましょうー!
KATE
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